わたくしごとですが
こんばんは、雪風です。
今回、少し語りたくなったことを。
「正直に言うと冷静でいようとすることで必死だったんだ」
「シンカリオン」59話「繋げ!!シンカリオンと鍋の力」で、リュウジ君はこう言いました。
その前のシーンでは、「父の死と関係する人物との対峙」に不安を覚えつつも
同じく自分たちに因縁のある人物と戦わなきゃいけない事に思い悩むハヤト達を気遣い、
自分たちの件は割り切った発言をしていましたが…本当は不安で仕方なかった。
そんな彼の不安に抗う姿を見て、彼に自分を重ね合わせていた私がいました。
自分も色々あって、自分の思いを素直に伝えたり自分らしく振る舞ったり、
いつしか「これぐらいで弱音吐いてちゃいけない」と本心を言えず思い悩み、
そんな自分がいやで自己嫌悪、卑屈になっていた…
彼のその言葉は、そんな私を肯定してくれた気がした。
彼も同じだった。似ていた。
彼が苦しむ姿は見てて辛いけど、それでも「しっかりしないと」と無理して抱え込み本音を隠していた…そんな人が、私一人じゃなかったと気づけて嬉しかった。
そんなキャラを好きになれたことも、幸せだった。
そんな彼が、68話「謎の敵!!ブラックシンカリオンナンバーズ」にてこんな発言を。
「俺もいつか、俺みたいな心の開き方が下手なヤツを導いてやりたい」
…感動した。
私は先ほど言ったような性質故に「何もできない、自分はダメだ」と卑屈になって閉じこもっていた。
でもこの子は違う。
人に心を開けない性質を理解しながらも、「自分と同じ気持ちを抱えた人を救いたい」と願った。
なんてこの子はまっすぐで優しいのだろう。そして、強い。
夢を語る彼のまっすぐな姿勢に胸を打たれた。
そして、私も
「それやってみたい」
と思った。
生きづらさを抱え傷ついた経験を持つ人こそ、同じ傷を抱えた人を救うにふさわしい。
今はまだ、何をやりたいか模索中。
何になりたいかもわからない。
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